こんにちは、なおきちです。
突然ですが皆さん、“新聞”って読みますか?
おそらく
「ネットニュースで見る」
「テレビのニュースでじゅうぶん」
という方が多く、”紙の新聞”を読む方って減ってきているのでは。
わたしも2カ月ほど前までは、テレビやネットニュースほぼ紙の新聞は読んでいませんでした。
ですがある日、何の気なしに

新聞でも読んでみるか。
と、非常に軽い気持ちで手に取った新聞。
するとネットニュースやテレビニュースでは得られない、たくさんのメリットを発見したんです。
今回は新聞をほとんど読まなかったわたしが、2カ月新聞を読んでみて感じたこと、自分自身が変わったことをご紹介していきます。
この記事を読んで分かること
- わざわざ”紙の新聞”を読むメリット
- テレビニュースや、ネットニュースでじゅうぶん?
- わたしが2カ月間、新聞を読んで変わったこと
もくじ
新聞を読むメリットって?テレビやネットニュースでじゅうぶん?
ネットニュースとSNSでじゅうぶん
ほんといらねー新聞社— すこーぴおん SU拝 モアシタン アベンジャーズ百々子推し (@yce25028t) September 4, 2019
インターネットが発達した現在。
スマホがあればいつでもどこでも、手軽にニュースを取得できるようになりました。
実はわたしも2カ月ほど前までは、
「ネットニュースと朝のNHKニュースでじゅうぶんじゃない?」
と思っていたんですね。
しかし今でははっきり言えます。
現代人こそ、新聞を読んだ方が良い
わたしが思う理由は2つ。
- テレビニュースは受動的すぎる
- ネットニュースは情報が偏りがち・確実性に欠ける点も
どういうことか。
詳しく説明していきますね。
テレビニュースは受動的すぎる
わたしは今でこそテレビをあまり見ませんが、かつてはテレビ大好き人間でした。
そしてニュース番組も見たりしていたのですが、テレビのデメリットとして
「受動的すぎる」
ということが挙げられます。
例えば皆さんも一日のスタートとして、こういうことしていませんか?
- 朝起きる
- とりあえずテレビつける
- 流れているニュースを何となく見る
おそらくこのようにして、ニュース番組を見ながら、朝食を食べて、仕事に出かける。
という方も多いと思います。
ですが、この習慣はあまり良くないかもしれません。
事故や事件、不倫など悪いニュースばかりあります
不安を煽るものばかり見いてると、脳が悪い情報に敏感になります
無意識のうちにネガティブ思考になってしまいます
そういった情報は本当にあなたにとって必要な情報ですか?
ニュースに限らず、テレビ番組というものは「一方的」なものです。
視聴者である我々は、何も考えずにただテレビの前で座っていればいい。
ですが、それが脳にとっては良くないことなんです。
脳にとって一番悪い習慣は、「一日中テレビをつけっぱなしにしてボーっと観続けていること」であると語ります。
テレビから流れてくる情報は、視聴者側では選ぶことはできません。
そのため、目を覆いたくなるほど凄惨な事件のニュース、
芸能関係者のスキャンダルなど、見たくないものまで
否応なしに目にしてしまいます。
一方、新聞であればある程度
「好きな記事を選んで読むことができる」
ということがメリットとして挙げられます。
もちろん凄惨な事件についての記事は大きく掲載されるでしょうが、
「読みたくなければ、読まなければいい」
という選択肢が生まれます。
この選択肢があるかないかで、精神的にもダメージが少ないことを
新聞を読むようになって初めて気づきました。
新聞→嫌なニュースなら見なければいい
ネットニュースは情報が偏りがち・確実性に欠ける点も
ネットニュースはテレビと違い、ある程度「能動的に」ニュースを取得することができます。
ポータルサイトや新聞社のサイトからアクセスすれば、簡単に最新のニュースをいつでもどこでも知ることができる。
この点がネットニュースの大きなメリットとして挙げられるでしょう。
ですが、そんなネットニュースにも問題点はあります。
多くの人々がインターネットでニュースを見る場合、関心のある分野の出来事ばかりを探しながら読んでしまう傾向があります。これでは、せっかく吸収できる知識や情報が自分の興味のあるジャンルに偏ってしまい、自らの視野が広がらなくなるのです。
皆さんにも心当たり、ありませんか?
ネットニュースを見ていると、ついつい自分の興味がある分野のニュースだけを見ている、
なんていうこと。
かくいうわたしも、新聞を読むようになって初めて
「自分の興味があることしか、ネットでは見ていなかった」
ということに気づきました。
これは恐ろしいことです。
新聞なら、サラーッと最初に流し読みをするだけで、全体の大まかな内容がまんべんなく分かります。
いわゆる「俯瞰」することで世の中の流れを見ることができるのが、
新聞のいいところでもありますよね。
さらに、ネットニュースのみならず、
インターネットの情報には注意しなくてはならない点があります。
ネットの情報は玉石混淆である。誰もが情報発信できるがゆえに、ネット空間は、新聞や雑誌が持つ「編集」と「校閲」という重要な2つの機能が欠如しているためだ。いわば、ノイズ過多であり、うまく使いこなさなければ、時間を浪費する危険性もある。
ぎょくせき-こんこう【玉石混淆】
すぐれたものと劣ったものが区別なく入り混じっていることのたとえ。宝玉と石ころが混じり合っている意から。
新聞社やNHK等のサイトであれば信頼性はありますが、出所がはっきりしないような記事ですら、インターネットにはたくさんばらまかれています。
つまり記事の信頼性を確認することもなく、記事内容だけを鵜呑みにしてしまう可能性もあるということ。
そのためインターネットでの情報収集は、記事の出所を確認するなど
とても慎重におこなう必要があります。
記事の確実性に欠ける場合も。
新聞→全体を俯瞰して見ることで、まんべんなく情報を知ることができる。
校閲があるため記事の確実性もあり。
わたしが新聞を読むようになって変わったこと・良かったこと
さて、わたしが新聞を読むようになって2カ月ほど。
明らかに以前よりも
「変わったな」「新聞読み始めて良かったな」
と思えることが増えましたので、今回は3つほどご紹介します。
- 世の中で起きていることが何となく分かるようになった
- 活字を読むことに慣れてきた
- 地域の情報にも触れることができる
世の中で起きていることが何となく分かるようになった
世間では一体どのようなことが起こっているのか、それはテレビニュースやネットニュースでも知ることはできます。
ですが、新聞を読み続けて思ったことが。
新聞を読み始めるまでは、主にテレビニュースや
ネットニュースで情報を得ていたわたし。
ですが新聞の持つこちらの点が、より世の中の動きを知るのに
役立っているとわたしは感じました。
- 俯瞰して物事を見ることができる
- 自分のペースで集中して読むことができる
特にテレビニュースについて言えることですが、
ニュースを
「よし、見るぞ!」
と、気合を入れて視聴している方ってどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
先ほども触れた通り、おそらく寝起きのぼーっとした頭で
何となくつけたテレビから流れているニュースを、何となく見ている。
こういう方が多いのではと思います。
しかしボーっとテレビ画面を見ていても、おそらく頭には入っていませんよね?
対して新聞であれば、自分が読みたいときに手に取り、集中して読めます。
そして自分の興味があるなしに関係なく新聞全体を俯瞰して見ることができるため、世の中でどのようなことが起きているのか
「何となく」
ですが以前より分かるようになりました。
活字を読むことに慣れてきた
本を読むこと自体は、そこまで嫌いではなかったわたし。
小説はたまに読んだりしていました。
ですが、いわゆるビジネス本や自己啓発本の類は苦手で、実は最近まで嫌煙したんですね。
それが、新聞を読むようになり活字に慣れてきた今は、積極的にビジネス本や自己啓発本も読んでいます。
それには、”新聞特有の読み方”が大きく影響しているかもしれません。
というのも、新聞を読むようになった最初の頃、
わたしは一面の最初の記事からじっくり一言一句読んでいたんです。
しかし、新聞を読む習慣のある母親から指摘されました。

あんたバカね。
新聞なんて見出しだけ見て、飛ばして読んでいけばいいのよ。
気になる記事があれば、あとで読み直せばいいだけ。
飛ばし読み…バカ真面目な律儀なわたしには、とても出来ん。
一旦読みだしたら、一言一句読みたいではないか。
と思っていたら、
ジャーナリストの池上彰さんも同じ読み方をしているんですね。
朝はざっと目を通すだけ。見出しだけを見て、1面から最後のページまで、とにかく一度「飛ばし読み」します。時間は紙の新聞すべて合わせても20分程度でしょう。見出しには記事の内容がひと目でわかるよう要約されていますから、大体の内容はわかります。
ちなみに書籍も一言一句読んでいたわたし。
よく本を読む方々は
「分からないところは、飛ばす」
という読み方をしているんですね。
この「飛ばし読み」という習慣を身に着けることができたため、
一ヶ月で読むことができる本の冊数も増えました。
地域の情報にも触れることができる
わたしは現在、地元紙メインで読んでいます。
(4月より、某全国紙の定期購読を契約しました)
地方紙ならではかもしれませんが、新聞を読むことで
“地域の情報”
にも触れる機会が増えたと実感しています。
- 地域でおこなわれる主な行事
- 地域の行政にかかわる情報
- おくやみ情報
新聞を読むまではすべて、地域の情報はネットで調べていました。
というより今から思えば、そもそも自分の住む地域の情報を、積極的に知ろうとしていなかったんですね。
それが何気なく新聞をペラペラめくっていると
その日に行われる主な催し物や、スポーツイベント、コンサートなどの情報が載っています。
さらに、
「〇〇市長選挙」
「〇〇町立体育館、建て替えへ」
などの行政に関する情報も、その地域に暮らしていれば知っておきたいですよね。
そして結構重要だと感じたのが、
「お世話になった方のご葬儀の予定を知らなかった」
なんてことのないように、親が毎日見ています。
その姿を見ているため、わたしも何十年後か後には毎日見るようになるでしょう。
まとめ
- テレビニュース→受動的すぎるため、知りたくないようなニュースも見てしまう。
新聞なら、自分で選んで読むことができる。 - ネットニュース→自分の興味があるニュースに偏って見てしまう傾向が。
新聞なら、俯瞰して見ることで記事をまんべんなく見ることができる。 - 新聞を読んで良かったこと・変わったこと
世の中で起きていることが何となく分かるようになった
活字を読むことに慣れてきた
地域の情報にも触れることができる
“新聞って、いらなくない?”
“テレビニュースやネットニュースでじゅうぶん”
わたしもこのように考えていましたが、
新聞を読むことによって、さまざまなものを得ることができました。
確かにかさばるし、お金がかかるし、デメリットもあるかもしれません。
ですが、それ以上のメリットがあるのでは?
と、2カ月ほど新聞を読み続けたわたしは実感しています。
世間では新聞離れが進んで久しいですが、ちょっとだけ、”新聞”見直してみませんか?
この記事が参考になれば幸いです。
ではまた。