
今日からここで働かせて頂きます!
一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします!!

…張り切ってるところ悪いんだけどさ、
新人くん、「一生懸命頑張る」って、無駄だよ?

え…そうなんですか?
(めんどくさいおばさんにつかまったな…)
「一生懸命頑張ります!」とやる気満々のフレッシュマンを見るたび、なんとも微笑ましい気持ちになるアラフォー筆者。
わたしにも、あんな初々しい時期があったんだよなぁ、と、遠い目でしみじみ思います。
ですがそんな「一生懸命頑張ります!」という言葉。
人生において、まったくの無駄だと知ったら、フレッシュマンの方はどう思いますか?

いやいや、本音で新生活を頑張りたいから「一生懸命頑張ります!」って言ってるんですが…。
そりゃそうですよね。
今回はこのような内容でお送りします。
- 一生懸命頑張った結果、筆者は病んだ
- 一生懸命頑張る=「無理をする」ではない
- 一生懸命頑張らなくても、これさえ出来ればじゅうぶん

わたしはかつて、一生懸命頑張りすぎて苦い経験もしました。
今回はラク~な気持ちで、最後までお付き合いくださいね♪
\りらくるでラク~に/
もくじ
一生懸命頑張った結果→心身ともに病んだ20代
わたしは自分で言うのも何ですが、真面目な性格です。
というより、「バカ真面目」と言ったほうが正解かも。
とにかく曲がったことは嫌いですし、ちょっとでもズルをしようとしている人を見ては、

ダメだなあ、そんなことして。
どうして真面目にやらないんだろう。
と、いちいち心の中でイライラしています。
(直接相手に言えないところが、私の弱いところでもありますが…)
そんな真面目な性格のわたしが20代の頃、とくに仕事において言っていた言葉があります。
まあ、言いがちですよね。
というか、若くて社会人経験の浅い人間は「一生懸命頑張ります!!」以外に、果たして何といえばいいのでしょうか。

仕事っすか?適当にやりますわ。
ダルいし。
こんなこと言おうものなら、速攻で「明日から来なくていいよ」と言われそうですし。
そのため日本人の若者は、事あるごとに「一生懸命頑張ります!!」と言うのがセオリーのようになっている気がするんですよね。
わたしも若い頃は「一生懸命頑張ります!!」なんて張り切って言い、そして
「社会人たるもの、有言実行でなければならぬ!」
とばかりに、実際に「一生懸命頑張って」働いていました。
するとどうなったか。
今からすれば、そんなに一生懸命に頑張らなくて良かったのでは?と思うんです。
一生懸命というより、無理してまで働いたあげくに心身ともに疲れ果て、「うつ状態」と言われるまでに。
(私の”うつ”については下記記事に詳しく書いてありますので、興味があれば読んでみてください)
わたしはバカ真面目な性格ゆえか、仕事においても「手を抜く」ということをしませんでした。
当時のわたしは、「一生懸命」と「無理する」ということを、どうやらはき違えていたのかもしれません。
「一生懸命頑張る」は「無理する」という意味ではない
そもそも、人間は自分がこなせるキャパシティや能力も人それぞれですし、そして人間の体力、精神力は無限ではありません。
よく「休むのも仕事のうちだよ」と言うのはそのためですよね。
しかし20代の若い頃って、そんなこと考えもしなかったんですよ。
何となく無限で働けちゃう気がしましたし、実際に、20代は”働けちゃった”んです。
朝早くから夜遅くまで働き、休みも少ないという環境でも、”働けちゃった”んですよね。
もはやわたしは、「一生懸命頑張る」を通り越して、「無理」をしていたんでしょう。
ですが、「一生懸命頑張る」と「無理する」が同じ意味かといえば、まったく違います。
車で例えるなら、時速200km/h超で高速道路をかっとばし、東京から九州までノンストップで休みなしに運転をし続ける、という状況が「無理する」ということ。
これじゃあ車がオーバーヒートしますし、そもそも法定速度オーバーですから時速200km/hもスピードを出してはいけません。
それに運転手もへとへとですよね。
いっぽう「一生懸命頑張る」というのは、法定速度を守り、途中適度に休憩をはさみながら、余裕のあるスケジュールで東京から九州まで行くようなイメージでしょうか。
要するに「一生懸命頑張る」というのは、自分のキャパシティーを見極め、オーバーヒートをしないよう自己管理をしながら、その中で真剣にものごとに取り組む、という意味なんです。

無理をして体を壊したら、元も子もなくなりますから。
一生懸命頑張って病んでも、助けてくれる人はいない
当たり前ですが、切ない事実をお伝えします。
自分なりに一生懸命頑張りすぎて、心身ともに病んでしまったとしても、助けてくれる人なんていません。
これは、私自身が病んでしまって実感したこと。

もう限界だ…。
と家から出られなくなってしまっても、

あなたは一生懸命頑張っていましたものね。
朝から晩まで働き、休日も少なく、休めたとしても家事に勤しみ、
こんな生活では病んでしまって無理もないです。
つらかったでしょう。
気にしなくていいから、今は休んでください。
なんて、自分のことをすべて分かってくれる人、助けてくれる人なんていません。
上司とて、一日じゅう部下のことを気にかけてあげるわけにもいきませんし、自分の体と心の限界を知っているのは、自分しかいないんですよね。
それに悲しいかな、一生懸命に頑張っている姿って、自分が期待するほど周りから評価はされません。

サボってる姿って、すぐ目に入るんですけどね…。
そもそも人間はアラフォーともなると、頑張れなくなる
人間は悲しいかな、歳をとります。
わたしもアラフォーという年齢になり、つくづく感じていることがあります。
気力、体力ともに衰えを感じざるを得ない今日この頃、やっぱり20代や30代前半の頃とは何かが違います。
疲れも取れにくくなり、立ち仕事の影響か腰痛にも悩まされています。
まだまだアラフォーじゃないの!と年上の方に叱られそうですが、衰えを感じているのは事実。
一生懸命頑張る!なんていうのは若い人に譲って、アラフォー以降は無理せず、ゆるくぼちぼちやればいいと思うんですよね。

…そう言って、若い人に仕事を押し付けようとする上司もいますが…。

…まあ、中にはいますよね。中には…。
「自分なりのベストを尽くす」これでじゅうぶん
人間、とくに社会人ともなると「一生懸命頑張ります!」と言いがちですが、はっきり言ってそんな言葉は無駄です。
もちろん、一生懸命頑張るという「姿勢」は大切。
わたしがお伝えしたいのは、
「結果が出せていればじゅうぶん」
ということ。
つまり、一生懸命に頑張りすぎなくても、自分なりのベストを尽くすことができれば、それでいいんです。

一生懸命頑張ります!
(あーめんどくさ。早く帰ってゲームしたい)
内心こんな風に思っていても、「結果」が出せているのなら合格。
もちろん、口先ばっかりでゲームばっかりしていて、肝心の仕事がイマイチ…なんてことでは困ります。
世の中は結果がすべて、ですから。
まとめ
一生懸命頑張ります!→無駄だと気づいたアラフォー
- 一生懸命頑張った結果、20代で心身を病んだ筆者
- 「一生懸命頑張る」=「無理する」ではない
- 病んでも、助けてくれる人はいない
- そもそもアラフォーはそんなに頑張れない
- 「自分なりのベストを尽くす」これでじゅうぶん
→一生懸命頑張らなくても、結果が出ていればOK
若い頃はとにかく「一生懸命頑張ります!」と言って、オーバーヒートするまで頑張っていました。
しかし、頑張りすぎて自分自身がオーバーヒートしても、車と違って自分を修理するのも自分自身です。
それなら、オーバーヒートしないよう、無理のないようにメンテナンスをしながら生きていけばいい。
アラフォーにしてようやく、気付きました。
たまには頑張っている自分にご褒美をあげたりしつつ、ゆるくぼちぼちやっていきましょ。
この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。
ではまた。