筆者のうつ体験記【最終話】転院し軽度のうつ病と診断、そして寛解へ

うつ病

こんにちは、なおきちです。

うつ体験記事、今回で最終回になります。

前回の記事では”パニック障害”だと診断を受けるものの、その後もなんだか体調は思わしくなかったことをご紹介しました。

今回は、思い切って転院したあと、寛解を迎えるまでの生活についてご紹介します。

なおきち
なおきち

うつ体験記の最終話、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

今回の内容
  • 体調不良が続き、転院をすることにした
  • C医院で診断を受け、寛解を迎えるまで
  • 今後について

(前回の記事をまだお読みでない方はこちらからどうぞ)

お名前.com

思い切って転院することにした

前回の記事でご紹介した通り、B医院で処方された通りの薬を飲むも症状が良くならず…。

B医院のエキセントリック先生にも診断にも、不信感しかなかったわたし。

なおきち
なおきち

薬を飲んでいるんですが、あまり症状が変わらなくて…

このように訴えても、

B医院長
B医院長

そんなはずはない。

すぐに良くなるものでもないから、このまま薬を飲み続けなさい。

最初の診察から何ヶ月経っても、この一点張りですもの。

そりゃ、何か変だな、病院変えようかなと思っても無理はないですよね。

そんな折、新しい精神科クリニックのC医院が近所に出来たと聞いて、転院してみようと思い立ちます。

早速C医院に予約の電話をすると、衝撃的なことを告げられました。

C医院「2ヶ月先まで予約でいっぱいです」

2ヶ月…。

そんなに待てないよ…。

しかしこのままB医院にかかり続けるとしても、申し訳ないのですがまったく希望は見出せません。

なおきち
なおきち

2ヶ月待って、C医院に診てもらおう…。

わたしはC医院を2ヶ月後に予約し、それまでの間はB医院にお世話になることを決めました。

ちなみにお察しの通り、エキセントリック先生の一点張り診察は変わらず。

ですが何ヶ月にも及ぶ通院の結果、そんなエキセントリック先生にも段々と慣れてきてしまうのですから、人間って恐ろしいですよね。

余談ですがB医院には、2ヶ月後にC医院へ転院することは伝えませんでした。

伝えたところで、エキセントリック先生は分かってくれるはずがないと思ったからです。

つまりバックレましたが、その後B医院からも何の連絡もないため、まあいいでしょう…。

なおきち
なおきち

エキセントリック先生、ごめんね…。

C医院の診察

そして待ちに待った2ヶ月後、C医院の診察の日を迎えました。

C医院でも待ち時間は長く、一時間程でしょうか。

私の順番になり、診察室に呼ばれました。

やっと話の通じる先生に出会えた…

C医院長
C医院長

お待たせしました、なおきちさん。

始めまして。

C医院の医院長、Cと申します。

なんと優しそうな先生なんでしょうか。

C先生にお会いした瞬間、「この先生なら、大丈夫かも?」と直感で思いました。

C医院長
C医院長

初診の今回は、なおきちさんがお困りのことをじっくりとお聞かせください。

今までは、B医院にかかっていたんですね?

なおきち
なおきち

…ありがとうございます…!

実は…。

予約の際にB医院にかかっていたことを伝えていたので、話もスムーズに進みました。

そしてわたしは、C先生に下記のことを包み隠さずお伝えします。

C先生にお伝えしたこと
  • 21歳くらいの頃、A医院で”うつ状態”と診断されたこと。
  • それからニート生活になり、薬も飲まなくなったこと。
  • その後何年かし、仕事中に呼吸が出来なくなったこと。
  • B医院で診てもらったところ”パニック障害”と診断されたこと。
  • B医院で処方された薬の種類。

お伝えしたほかにもC先生は、

「呼吸が出来なくなった時、こういう感じではなかったですか?」

「このような症状はないですか?」

と、かなり丁寧に時間をかけて問診をしてくれました。

時間にして、40分くらいでしょうか。

今までのA医院やB医院とは違い、ここまで丁寧に問診をしてくださったのはC医院が初めてです。

そしてC医院長から診断の結果を伝えられました。

C医院長の診断は”軽度のうつ病”

C医院長
C医院長

今回のお話をうかがって、なおきちさんは現在”軽度のうつ病”であるとわたしは判断しました。

なおきち
なおきち

…軽度のうつ病、ですか。

パニック障害ではないんですか?

C医院長
C医院長

なおきちさんのお話をじっくり聞かせていただいたところ、パニック障害特有の症状ではないと感じました。

呼吸が苦しくなってしまったのも、パニック発作ではなく”うつ”による過呼吸の可能性が高いです。

なおきち
なおきち

そうなのですね…。

だから薬も効かなかったんですか?

C医院長
C医院長

…というより、申し上げにくいのですがB医院で処方された薬は、内容そのものが無意味だったと思うんです…

C先生によると、B医院で処方された薬は簡単に言うと

「落ち込んだ気分を高める薬」

と、

「高まりすぎた気分を落ち着かせる薬」

という、言わば相反する性質を持つ薬をそれぞれ同時に飲むよう処方されていたため、あまり意味がなかったのでは?

とのことでした。

どうりで根気よく薬を飲んでいても、症状が良くならないはずです。

C医院長
C医院長

今回処方する薬は一種類です。

なおきちさんの症状は現状そんなに重くないため、少量から様子を見ましょう。

なおきち
なおきち

わかりました…。

C医院長
C医院長

なあに、大丈夫ですよ。

人間にはもともと”治る力”が備わっているのですから。

なおきちさんもわたしと一緒に、ゆっくりと治していきましょうね。

「わたしと一緒に、ゆっくりと治していきましょう」

このC先生の言葉に、どれだけ救われたことか。

ありがたいお言葉を頂き、前向きに治療と向き合っていこうと決心したのを覚えています。

1年半の治療期間を経て、寛解へ

それからというもの、処方された薬を飲みながらわたしは根気よくC医院へ通院するようになりました。

治療初期には2週間に一度のペースで通院、寛解を迎えた現在ではおよそ1ヶ月に一度のペースで通っています。

正直に明かすと仕事が多忙だったりした時には薬を飲み忘れてしまい、それが原因か体調が思わしくないときもありました。

しかしそんな時でもC先生は

C医院長
C医院長

忙しければ、つい薬を飲み忘れてしまうことだってありますよ。

そんなに気にしないでください。

と、いっさい責めるようなことを言わないんですね。

「薬を飲み忘れて、怒られるんじゃないか…」

と不安だったわたしにとって、とても有難かったことです。

そして治療の甲斐もあり、2020年の3月には「寛解」(ほぼ完治に近づいた状態のこと)という状態を迎えることができました。

その間、休職を経て退職をし環境が変わったことも、とてもいい影響だったと考えています。

C医院長
C医院長

なおきちさん、寛解を迎えてだいぶしっかりとしてきましたね。

良かったです。

なおきち
なおきち

ありがとうございます。

これもC先生のおかげです…。

 

C医院長
C医院長

いえいえ、わたしの力ではありませんよ。

なおきちさんにはもともと「治ろうとする力」が備わっています。

その力を引き出すために、薬やカウンセリングという手助けがあっただけです。

ここまでこれたのは、なおきちさん自身の力ですよ。

C先生はこうおっしゃってくださいましたが、正直C先生に出会って適切な治療をして頂けなかったら、現在もまだ体調不良で苦しんでいたのかもしれません。

本当にいい先生に出会えてよかったと、感謝の気持ちでいっぱいです。

なおきち
なおきち

C先生、ありがとうございました…。

最後に~寛解は迎えたけれど~

約15年にわたり”うつ”に悩んできたわたし。

適切な治療の効果もあってか現在は寛解を迎えることが出来ましたが、これから”再発”をしないとも限りません。

一般的には、うつ病の方の約75%は3ヶ月以内に回復すると言われています。また、再発率は1年で30%、5年以内で40~60%とされ、約半数の方は再発せずに経過するという報告があります。

ADVANTGE EAP より引用

「寛解を迎えたからもう平気!」とタカをくくるのではなく、もしかしたら再発してしまうかも?

と多少の覚悟はしています。

15年ほど苦しんできた中で、

「”うつ状態”だから大したことはない」

「この程度で苦しむなんて、甘えだ」

などと自分の症状を軽く見てきてしまったことも、何度かありました。

結果として薬を飲むのを忘れてしまったりして、症状が悪化してしまったことも。

“うつ”や”うつ状態”などの心の病は、目に見えないだけにまわりや自分自身も受け入れることが難しい病気なのかもしれません。

わたし自身この先どうなるのかはまったく分かりませんが、”うつ”とは再発ありきで気長につきあっていくようなつもりで、今後の人生を過ごしていかれたらと考えています。

そしてこの記事を読んでくださっている中には、現時点でも”うつ”で悩んでいる方もいらっしゃるはず。

苦しい気持ち、とてもよく分かります。

ですがつらい時には決して無理をしないでください。

長い人生、少々休んで治療に向き合う時間があっていいんです。

あなただけではありません。

決してひとりで悩まないでください。

思いつめないでください。

明けない夜はありませんし、出口のないトンネルはありませんから。

最後に、6回にもわたる”うつ”関連記事、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

この”うつ”体験の記事が、どなたかのお役に立てば幸いです。

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